
- 投入堂往復は、普通に歩いて1時間半。休みながらだと2時間。体力はかなり必要です。
- 駐車場から投入堂の入口までは10分くらい。
- 第一駐車場と第二駐車場がある。第二駐車場の方が近い。どちらも無料。どちらもそれなりに広い。
- バイク用の駐車スペースはなかった、と思う。
- 駐車場にトイレあり。
- お寺の入口の近くに食事ができる店が一軒あった。
- 三佛寺の拝観料は、400円。
- 投入堂の拝観料は、それとは別に800円。
- 投入堂は、一人では行くことができません。一人で行って、他のグループに混ぜてもらう、というのも、基本的にはダメだそうです。投入堂に行く場合は、誰かと誘い合って行きましょう。
- 投入堂までの道のりは、かなり険しいです。ゆっくり登らないと、途中で息が切れます。どこを上ればいいのかわからないところも多数。足を滑らせたら大けがしそうなところもたくさんあります。バイクのブーツのまま上るのはやめた方がよいと思います。
- ツアーが組まれているらしく、いかにもハイキング、という格好をした10人くらいのグループが2組いました。私が投入堂に着いたときは、ツアーの人達が行列になって記念撮影をしていたので、険しい山の奥に建てられた謎の神秘的な建物、という風情は全くありませんでした。投入堂に行く場合は、ツアーがある時間は避けた方がよいです。
- 御朱印をもらうところがわかりにくいです。お寺の階段を一番上まで上がって、お参りする建物の向かい側の受付みたいなところで書いてくれます。



遥拝所、というのは、遠くから備え付けの望遠鏡で投入堂を見ることができるところです。


一人で入場しようとすると、一人では投入堂に行けない、と、ここで教えてくれるので、投入堂に行くつもりで400円払ったのに行けない、とはなりません。
以前は、一人で来て、直前で他のグループに混ぜてもらうのもアリだったそうですが、実際に事故が起きたときに他方が責任を放棄した事例があり、それ以降はだめになったそうです。初めて会った知らない人が投入堂に行く途中でケガをしたせいで自分が投入堂に行けなくなるのが嫌になって逃げたってことでしょうか。いろいろ思うところのある話ですが、とにかく迷惑な話です。


正直に言うと、私にとって、三佛寺で一番の見ものは、この模型でした。

キャンプファイヤーのアレみたいなものを組んでいますが、燃やすのかな。



何種類かありますが、もちろん、投入堂、というのをもらいました。


三佛寺の入口にもありましたが、それなりの格好をしましょう、という看板があります。受付では、靴が滑りやすくないか、の確認をされます。失格だと、草鞋を買って装備しないといけません。
修行という扱いなので、タスキを渡されます。軍手も貸してくれます。
受付では、名前や住所も書きます。登山届、ということのようです。入場料は800円。


というくらい、参道は道の形をしていないところがたくさんあります。写真手前のように案内の矢印があるので、迷うことはないですが、有名になるだけあって、想像を上回ってきます。

頭の中では、川口浩探検隊のテーマ曲のトランペットが鳴り響いています。川口浩って、どの年代まで通じる話題なんだろう。


一つ目のお堂が見えてきました。
というか、問題は手前の坂だな。というか、崖だな。登っていいやつか、これ。

たくさんの人が歩いたおかげで、岩がつるつるに磨かれていて難易度が上がってます。

投入堂をインターネットで調べると、この景色をよく見る気がします。

休憩にちょうど良いのですが、ちょうど良すぎて、先に進む一歩がなかなか出なくなってしまう。

私は平気ですが、高所恐怖症の人にはかなり厳しい高さです。

お堂の廊下に座っていますが、この廊下、たくさんの人が歩いたせいか、外側にゆるく傾斜していて、座ると滑り落ちそうな感覚があります。ちょっとした度胸試しみたいになってました。
ので、腰掛けていても、きれいな景色を見ながら縁側でのほほん、とはなりません。


一つ目のお堂とほとんど同じですが、休憩できる、という意味で重要。


ただし、つくためには、かなり大きい岩をよじ登る必要があります。
この鐘のところの参道がわかりにくいです。鐘の下を横切るように通ることになります。
よく考えると、この鐘、どうやってここまで持ってきたんだろう。投入堂より不思議かもしれない。

岩の隙間にはまるように作られています。参道は、お堂の裏の洞窟みたいなところを進む形になっています。

昔は、建物の中まで行けたそうですが、事故があって、今はここまで。
参道はここで行き止まりで、帰りは引き返すことになります。

ツアーのガイドの人が気を使ってくれて、先に写真を撮らせてくれました、そんな感じなので、写真を撮ったらすぐに退かないといけない雰囲気でした。
山奥に突然現れる謎に満ちた建物にしみじみ見入る、という風情は全然ありません。

そんなわけで、やっとのことで投入堂を拝観したのですが、あまり感動はなかったです。人の少ない山の中を歩いてきて、どこに投入堂があるのかもわからないまま、残り少ない体力を振り絞って進んだ先に突然投入堂が現れた、という展開なら感じ方も変わると思いますが、土曜日の午後に訪れる場合は、そういうのは無理のようです。来るなら、観光客の少ない平日の、朝早い時間がよいかと思います。
こういうのは初見が大事なので、私はたぶん、もう行かないと思います。もともと、ソロツーリングお断りの観光地なので無理がある。

下りてきたときには、膝がかなり痛かったです。次の日まで引きずることはなかったですが。
往復で1時間半を過ぎるくらいでした。
登る前にはキャンプファイヤーの真ん中のやつみたいだったものが、下りてきたら、すっかり葉っぱで覆われていました。

投入堂から戻ってきた後で、遥拝所にも行きました。 遥拝所は、第一駐車場の横というか、奥というか、とにかく、すぐ近くにあります。

屋根の下に、望遠鏡が設定されています。望遠鏡は無料。角度は上下しか動かなくて、投入堂を見るためだけに存在します。
一定以上の雨が降ると投入堂には行けないらしいのですが、屋根があるのはそのためでしょうか。


遥拝所で実際に見ても、肉眼だとちょっと厳しい。
さっきは、あんなところまで登ってたのか。

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