投入堂(鳥取県)

2024年11月25日月曜日

31_鳥取県

  • 投入堂往復は、普通に歩いて1時間半。休みながらだと2時間。体力はかなり必要です。
  • 駐車場から投入堂の入口までは10分くらい。
  • 第一駐車場と第二駐車場がある。第二駐車場の方が近い。どちらも無料。どちらもそれなりに広い。
  • バイク用の駐車スペースはなかった、と思う。
  • 駐車場にトイレあり。
  • お寺の入口の近くに食事ができる店が一軒あった。
  • 三佛寺の拝観料は、400円。
  • 投入堂の拝観料は、それとは別に800円。
  • 投入堂は、一人では行くことができません。一人で行って、他のグループに混ぜてもらう、というのも、基本的にはダメだそうです。投入堂に行く場合は、誰かと誘い合って行きましょう。
  • 投入堂までの道のりは、かなり険しいです。ゆっくり登らないと、途中で息が切れます。どこを上ればいいのかわからないところも多数。足を滑らせたら大けがしそうなところもたくさんあります。バイクのブーツのまま上るのはやめた方がよいと思います。
  • ツアーが組まれているらしく、いかにもハイキング、という格好をした10人くらいのグループが2組いました。私が投入堂に着いたときは、ツアーの人達が行列になって記念撮影をしていたので、険しい山の奥に建てられた謎の神秘的な建物、という風情は全くありませんでした。投入堂に行く場合は、ツアーがある時間は避けた方がよいです。
  • 御朱印をもらうところがわかりにくいです。お寺の階段を一番上まで上がって、お参りする建物の向かい側の受付みたいなところで書いてくれます。

第二駐車場はこんな感じ。かなり広いです。

駐車場からは、この橋を渡って、奥の階段を上ります。

橋の欄干には、こんなオブジェがあったりして、少しなごみます。この先のことを考えると、なごむなら今、ということか。

これは、橋の先の階段を上がった先にあった看板。
遥拝所、というのは、遠くから備え付けの望遠鏡で投入堂を見ることができるところです。

三佛寺の入口。大人400円。これは、投入堂の入口のところのお寺を拝観するための料金です。投入堂は別。

一人で入場しようとすると、一人では投入堂に行けない、と、ここで教えてくれるので、投入堂に行くつもりで400円払ったのに行けない、とはなりません。
以前は、一人で来て、直前で他のグループに混ぜてもらうのもアリだったそうですが、実際に事故が起きたときに他方が責任を放棄した事例があり、それ以降はだめになったそうです。初めて会った知らない人が投入堂に行く途中でケガをしたせいで自分が投入堂に行けなくなるのが嫌になって逃げたってことでしょうか。いろいろ思うところのある話ですが、とにかく迷惑な話です。

投入堂に行く前から、三佛寺の中は階段だらけです。

三佛寺の中の建物。せっかくなので、中には行ってみます。

中の建物の入口に、投入堂の模型が飾ってありました。それ以外は、特に何もないみたいでした。
正直に言うと、私にとって、三佛寺で一番の見ものは、この模型でした。

さらに進むと、なにやら祭りの準備をしていました。
キャンプファイヤーのアレみたいなものを組んでいますが、燃やすのかな。

この石の階段は、かなり年季が入っていて、手前に傾斜する感じですり減ってます。上るときは注意が必要。

これが本殿です。

本殿の真後ろの建物で、御朱印がもらえます。500円。
何種類かありますが、もちろん、投入堂、というのをもらいました。

御朱印。荒ぶる感じ。迫力あります。

投入堂の入口は、本殿の裏側にあります。
三佛寺の入口にもありましたが、それなりの格好をしましょう、という看板があります。受付では、靴が滑りやすくないか、の確認をされます。失格だと、草鞋を買って装備しないといけません。
修行という扱いなので、タスキを渡されます。軍手も貸してくれます。
受付では、名前や住所も書きます。登山届、ということのようです。入場料は800円。

ここから先が、投入堂への参道になります。

さて問題です。どこを登るのでしょう。
というくらい、参道は道の形をしていないところがたくさんあります。写真手前のように案内の矢印があるので、迷うことはないですが、有名になるだけあって、想像を上回ってきます。

実際に登る様子はこんな感じ。見た目の通り、きついです。普段、体を動かしたことがない人は、次の日に体がバキバキになるだろう、というくらい。
頭の中では、川口浩探検隊のテーマ曲のトランペットが鳴り響いています。川口浩って、どの年代まで通じる話題なんだろう。

上から見ると、これくらいの傾斜。

投入堂にたどり着く手前には、三つお堂があります。
一つ目のお堂が見えてきました。
というか、問題は手前の坂だな。というか、崖だな。登っていいやつか、これ。

そして鎖ゾーン。
たくさんの人が歩いたおかげで、岩がつるつるに磨かれていて難易度が上がってます。

お堂からの景色。
投入堂をインターネットで調べると、この景色をよく見る気がします。

きれいな景色が見られます。
休憩にちょうど良いのですが、ちょうど良すぎて、先に進む一歩がなかなか出なくなってしまう。

お堂の下はこれくらいの高さ。
私は平気ですが、高所恐怖症の人にはかなり厳しい高さです。

お堂の廊下に座っていますが、この廊下、たくさんの人が歩いたせいか、外側にゆるく傾斜していて、座ると滑り落ちそうな感覚があります。ちょっとした度胸試しみたいになってました。
ので、腰掛けていても、きれいな景色を見ながら縁側でのほほん、とはなりません。

道?は、まだまだ続きます。

鎖ゾーン水平バージョン。

二つ目のお堂。
一つ目のお堂とほとんど同じですが、休憩できる、という意味で重要。

見える景色もだいたい一緒。

鐘もあります。つくことができます。
ただし、つくためには、かなり大きい岩をよじ登る必要があります。
この鐘のところの参道がわかりにくいです。鐘の下を横切るように通ることになります。
よく考えると、この鐘、どうやってここまで持ってきたんだろう。投入堂より不思議かもしれない。

三つ目のお堂。
岩の隙間にはまるように作られています。参道は、お堂の裏の洞窟みたいなところを進む形になっています。

そして投入堂。
昔は、建物の中まで行けたそうですが、事故があって、今はここまで。
参道はここで行き止まりで、帰りは引き返すことになります。

ツアーにひっかかると、手前はこんな感じです。
ツアーのガイドの人が気を使ってくれて、先に写真を撮らせてくれました、そんな感じなので、写真を撮ったらすぐに退かないといけない雰囲気でした。
山奥に突然現れる謎に満ちた建物にしみじみ見入る、という風情は全然ありません。

そんなわけで、やっとのことで投入堂を拝観したのですが、あまり感動はなかったです。人の少ない山の中を歩いてきて、どこに投入堂があるのかもわからないまま、残り少ない体力を振り絞って進んだ先に突然投入堂が現れた、という展開なら感じ方も変わると思いますが、土曜日の午後に訪れる場合は、そういうのは無理のようです。来るなら、観光客の少ない平日の、朝早い時間がよいかと思います。
こういうのは初見が大事なので、私はたぶん、もう行かないと思います。もともと、ソロツーリングお断りの観光地なので無理がある。

投入堂からの戻りの鎖セクションでは、ツアーによる渋滞が発生してました。こちらのツアーは、ガイドの人がどうやらプロではないらしく、年輩の男の人が要所要所で注意しているように見せかけて、長々と自慢話をしており、渋滞もそのせいで発生していました。渋滞の最後尾は若いガイドの人だったのですが、けっこううんざりした顔をしていて、後ろの私たちに気がついたら、先に行かせてくれました。先頭の年輩の男のガイドは親切なので、追い抜いていく私たちにも何やら注意をしてくれました。話が終わる前に通りすぎたので、何を言っていたのかわかりませんでしたが。ツアーには、できるだけ近寄らない方がよさそうです。

投入堂は下りもきつい。下りの方がきついかもしれません。
下りてきたときには、膝がかなり痛かったです。次の日まで引きずることはなかったですが。
往復で1時間半を過ぎるくらいでした。
登る前にはキャンプファイヤーの真ん中のやつみたいだったものが、下りてきたら、すっかり葉っぱで覆われていました。

投入堂から戻ってきた後で、遥拝所にも行きました。 遥拝所は、第一駐車場の横というか、奥というか、とにかく、すぐ近くにあります。

遥拝所の駐車場はこれくらいの広さです。

駐車場の手前側に、遥拝所があります。
屋根の下に、望遠鏡が設定されています。望遠鏡は無料。角度は上下しか動かなくて、投入堂を見るためだけに存在します。
一定以上の雨が降ると投入堂には行けないらしいのですが、屋根があるのはそのためでしょうか。

遥拝所から見た投入堂。どこにあるかわかるでしょうか。

正解は、こちらになります。
遥拝所で実際に見ても、肉眼だとちょっと厳しい。
さっきは、あんなところまで登ってたのか。

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