
名門大洋フェリーを利用して九州に行く場合、2025年だとこんな感じでした。
- 事前に買い出しする場合は近所のコンビニを利用しますが、大阪南港はターミナルのすぐ近くにローソンがありました。新門司は、港の方に行ってしまうとコンビニはありません。
- 大阪南港の方はバイク置き場は狭くて、まともに並んで置けませんが、何となく雰囲気で。新門司の方は長くて、行列になっています。
- 事前にQRコードを印刷するか、スクショを取っておけば、ターミナルについても、受付に行く必要はありません。待っていると、端末を持った係の人がバイクのところに来てくれます。スキャンが終わったら、バイクに付ける札をくれます。
- 名門大洋フェリーは19:50出航の場合、乗船は18:30に案内が流れます。けっこう早いです。送れたら乗れないわけではないと思います。
- バイクのフロアは3階で、部屋があるのは6階です。素直にエレベータを使った方がよいと思います。エレベータ入口の横に、今のフロアを示すカードがあるので、不安な人は取っておきましょう。
- 出航すると、基本的にバイクのところには来れません。船内で必要なものは持っていかないといけません。バイクのジャケットやヘルメットは船内では不要なので、バイクのところに置いていっても支障はないですが、館内放送ではヘルメットは持っていけ、と言っていました。デッキは暗くて湿気があるような気がしたので、私は全部持って上がりました。
- フェリーに乗ったら、風呂入って寝て終わりなので、必要なものは、夕食、朝食、着替え、洗面道具、充電器です。あると便利なものはスリッパですが、船内で使い捨てスリッパが買えます。200円くらいだったと思います。食事はレストラン、着替えも洗面道具も一日くらいなくても大丈夫、寝るだけだからスマホも使わない、という人は手ぶらでも大丈夫です。実際、手ぶらに見える人もけっこういました。私は風呂に入りたかったし、風呂から上がって古い下着を着るのが嫌だったので、けっこうな荷物を持って上がりました。
- できるだけ安く上げたいけど雑魚寝は無理、という私は、ツーリスト、という寝台を利用しました。専用のベッドが一つあって、カーテンが閉まるだけのところです。基本的に、荷物も全部ベッドの上に置きます。ベッド、と言っていますが、普通のベッドより狭いです。3/4くらいの印象。貴重品を入れるカギのかかるロッカーなどはありません。コンセントが一つと、蛍光灯だけ。あとは、外の壁にタオルをかけるためのバーが一つあります。向かい側にもベッドがあるので、ベッドの前の床も、暗黙の了解で、真ん中に線が引かれている雰囲気です。どうせ寝るだけなので十分ですが、寝る以外のことはできないと思った方がよいです。部屋の中には、たぶん20個くらいベッドがあるのですが、行きも帰りもとても静かで、ぐっすり寝れました。貴重品は、フロントに預けたり、別のところにあるロッカーを利用することもできますが、電気をつけてカーテンを閉めていたら、それを開ける勇気がある人はいないと思うので、スマホと財布だけ持ち歩けばよいです。ちなみに、入口のすぐ横のベッドは、向かい側にベッドがないので、ベッド前の床が占有できます。と言っても、カーテンの外だし、部屋を利用する人が全員前を通るので、お得かどうかはビミョー。
- 風呂は出向前から入れます。夜中は入れません。朝は入れます。15人くらい入ったらいっぱいになるくらいの広さですが、不思議なことにいつ行ってもあまり混雑していない印象でした。風呂は普通のお湯のはずなのに、なぜかとても気持ちいい。
- 夕食と朝食は船内のレストランでも食べられます。夕食が2000円ちょっと。朝食は1000円しないくらいで、ビュッフェ形式です。ビールは600円だったかな。利用していないので記憶があいまいですが。ちょっと高いと言えば高いのですが、船内はパブリックスペースが少ないので、自分のテーブルと椅子が確保できる、と考えると、そんなに高額というわけではないのかもしれません。実際にレストランを利用した友人に聞いたら、食事は普通においしいらしいです。
- 安く済ませたい人は、コンビニでカップ麺などを買いましょう。自販機コーナーにお湯が出てくるところがあります。たしか、電子レンジもあったはず。ちょっと割高ですが、船内でもカップ麺は売っています。ビールも売っていますが、私の好きな黒ラベルはなかった。なぜかオリオンビールがあります。
- 船内は、パブリックスペースが少なめです。売店前にベンチのようなところがあるのと、船の横に面したカウンターテーブルのところにスツールが20くらい、カウンターテーブルの後ろに丸テーブルが2つ。テレビがあるところにベンチが2列×4くらい。7階は個室のフロアですが、そこにもテレビがあってベンチがあるのと、展望デッキ、といって、夜景を見るための薄暗い部屋が一つ。ここのベンチは15人くらい座れるかなあ。そんなものです。一人でゆったりできるところは、あまりありません。カウンターテーブルのスツールは友達同士で座る想定なので、かなり距離が近いです。売店前のベンチは、テーブルがなくて人通りが多いので空いていますが、帰りのフェリーではおじさん達がベンチをテーブル代わりに使って酒盛りしてました。真っ赤な顔で大きな声で、すごく嫌でした。
- フェリーの到着時間は、着岸する時間です。下船作業は着岸してから始まるので、フェリーから降りられるのは30分後くらいです。私の場合は8:30着岸なので、出発は9時くらい。
- 下船の案内が流れると、みんな急いで下りようとしますが、早く下りてもバイクのところで待つだけです。焦る必要はありません。と言っても、フロアは降りる準備の人でいっぱいだし、ベッドのところでじっとしていてもやることないので、下りてしまうのですが。
- フェリーを下りたら、ここ、という駐車スペースはありませんが、誰もいない広い場所がたくさんあるので、道からしっかり外れたところであれば、どこでもバイクは止められると思います。グループでツーリングする人たちで、フェリーを出てからナビをセットしたりする場合は、あらかじめ集合の方法を決めておいた方がよいと思います。
- フェリーが着岸したら、GPSが届くフロントでナビを開始しておけば、下りてからそのまま走りだせます。バイクのフロアだと、窓がないのでたぶんGPSは届かないと思います。
台数に対して明らかに狭い。

テーブルがあって食事がしやすいのですぐに埋まります。

テーブルがないので人は少ないですが、人通りが多いので落ち着きません。

ここが展望デッキです。暗いけど、比較的落ち着いて座れます。

地図を見るより歩いて回った方が早いかもしれません。



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